学びたい情熱 X 教えたい情熱【ラフターヨガリーダー養成講座】を終えて
先週末、初めてのラフターヨガリーダー養成講座を開催しました。
お二人の受講者の方々とは2回目にお会いするような状態で開始したのですが、最後は感動の涙と、名残惜しくてZOOMの退出ボタンを押したくないぐらいの絆を感じて終了しました。
お二人の志がとても高く、学びたいという強い意欲を持って受講してくださっていたのと、私も自分が持っている知識・ノウハウを全部出しきって全力でお伝えしたいと思っていたので、お互いの情熱が掛け合わさって、素晴らしい講座になったのだと思います。
私は伝える立場として、講座の準備をするうえで、再びラフターヨガの基本や神髄を学び直すことができました。そして資料を作っている中で、笑いヨガやマインドフルネスの表面的なところだけでなく、もっと深いヨガの精神、慈悲・慈愛の心、心理学の要素など、ラフターヨガの指導者として深くて厚い知識をもったリーダーさんになってほしいなあという思いがわいてきて、限られた時間の中なのでほんの一部分しか伝えられないけれども、盛りだくさんの内容になっていきました。
なぜ瞑想の時には背骨を伸ばすのか、という話しを説明するにはエネルギーの流れについても知っていて欲しいし、「笑い+ヨガの呼吸法」が笑いヨガ、という表現をするなら、深呼吸だけでなく、方鼻呼吸のやり方や、そもそも呼吸をすると何が心と身体に起こるのかということも知ってほしい、、、など、通常のリーダ―養成講座の枠をはみ出ながらも、私が必要と思うことをお伝えしたのを、ちゃんとお二人の受講生が受けとめてくれたので、熱心な方々で本当によかった~と思いました。
教えるために、自分自身の過去の学びを振り返る中で、何人もの師による教えを振り返りました。
自分が師と仰ぐ方々をヨガ、瞑想、東洋哲学など、カテゴリー別に羅列したところ、15人もいました。もうこの世にいない方もいますが、その師匠たちに教えていただいたものは脈々と私の頭と心と身体の中にながれ、それが結実して『微笑みヨガ』になっているんだなぁと、改めて思いました。
はるか昔は、なんで〇〇ヨガ、△△ヨガ、と先生たちはそれぞれのオリジナルを作りたがるんだろう、と不思議に思ったものですが、その人の中を流れているものなので、いろんな川の水が混じり合ったり、その人の土壌の違いも加わって、違うものになって流れていくものだなあと、今となってはよくわかります。
さらに、今回のリーダー養成講座にご協力をお願いした方々が、快く引き受けてくださって素晴らしい内容にすることができました。
発生したハプニングが結果的に良いほうに転がって、当初予定していたよりも良い内容になり、何一つ、誰一人欠けても成り立たなかった、素晴らしいものが生れました。まさに奇跡の連続のようでした。
講座が終わった翌日、夏至の夕暮れに、山の上で風に吹かれながら、そんなことを思いながら、夕焼け雲が龍のように東の空へ伸びていくのを見ていました。
先日学んだ道場には龍神様が祭られていて、大きな龍の屏風が飾られていたなぁ。
受講のお申込がもう一人あるといいなぁと、龍体文字で「集まる」という文字を手帳に書き連ねてみたら、その日にお二人めのお申込が来て嬉しかったなぁ。
龍の神様にお世話になっているなぁ。
ジブリの映画『せんと千尋』でハクが戦いのときに空に昇っていく形をみたときに、私が瞑想のときに感じる、立ち上ってくるエネルギーと同じ形だ!と気づいて、それ以来、龍神様という名前はエネルギー様ともいえる物体のことだと勝手に理解しています。昔の人はエネルギーのことを龍と呼んだのではないかと。
そんなわけで、特に龍を崇めているわけではないのですが、龍神様には親しみを持っています。
最近、嬉しい偶然が重なって何かに後押しされているように感じるのは、龍神さまの力なのかなぁとボンヤリ考えていたら、トンビが一羽すご~く近くまで飛んできて、輪を描いて空のほうへ羽ばたいて登っていきました。アニメのラストシーンのようでした。
一連の出来事が始まる前に、自分がトンビになって輪を描いて空を飛ぶ、ちょっと珍しい夢を見ました。あまりに気持ちよく飛べるので「ああ、これでいいんだ。これがいい。なんで今まで気づかなかったんだろう?」と飛びながら発見して喜んでいる自分がいる、不思議な夢でした。
そんな夢を見ていたので、トンビが近くまで接近して、飛び去る途中でフンを降らせた瞬間には声をだして笑ってしまいました。
何かが見守ってくれていて、私が人生のミッションを実践しようする、その背中を押してくれているように感じます。感謝しています。
写真:夏至の夕焼け雲と、あのトンビ