【禅語】禅即行動:行動することが大事

今年始めての「悩みがスッと消える禅の習慣★微笑みヨガ」は「禅即行動」がテーマ。

新年を迎えて「今年は〇〇したい」「今年は〇〇〇な人になりたい」など、目標を立てた方も多いのではないでしょうか。

頭で考えて目標を立て、それが叶った状態のイメージが描けたとしても、実現へ向けた”行動”を始めないとその願いは叶いませんよね。

言葉にすると当たり前のことなのですが、意外とそのことに気づかなかったりします。

行動するのを先送りにしたり、結局やらないで終わってしまったり。

あえて目標を立てるくらいですから、ちょっと頑張らないと実現が難しいことなんですよね~。よく「あるある」です(笑)

そこで今月は「即行動」に移すことの力についてお伝えしたいと思います。

禅即行動とは

このブログを書く前に、かなり優秀な作文力だと聞いたので、オープンAIによる「チャットGPT」に「禅即行動ってどんな意味か解説してください」とお願いしてみました。

AIの禅の理解ってどんな感じで、どんな風に解説してくれるんだろう?と興味があったのですが、サクサク答えてくれます。

質問によってはちょっと微妙な答えもありました。

それっぽくまとめてあるんですが、どことなく借り物感のある、つぎはぎした感じで、ちょっと的が外れていたり。

でも、かなり優秀です!
こんな風に解説してくれました。

ほほ~。

上手に情報を拾ってきて、まとめてくださいました。

AIの知能指数っていくつぐらいなんだろう?

どんどん進化していますね~!

閑話休題。

まずは行動してみることが重要だというのが禅の教えです。

頭であれこれと考えるのではなく、すぐに行動をおこしてみる。

今実際に行なっていることに意識を集中することで気づきを得ることができたり、行動することで見えてくるものがある。

なぜ行動が大事なのかを3つのポイントに分けてお伝えしようと思います。

1.ネガティブな思考に縛られる前に行動する

頭で考えをめぐらせていると、ネガティブな思考が生まれやすいのは人間の習性だそう。

人間の脳は生命を維持するため、やってくるかもしれない危険を予測したり、心理的ホメオスタシスと呼ばれる変化を嫌って安全であろうとする防御反応を働かせるので、そういうものなんだな~と受け入れるしかないですよね~。

未来への不安。こうじゃないか、ああじゃないかと、いう心配ごと。

失敗したらどうしよう、誰かに迷惑がかかるかも、そもそもやらないほうがいいんじゃないか、などなど。

色々と考えると、どんどんネガティブな可能性が思い起こされて、行動しようという意欲をそがれたり、どうせうまくいかないかもといった自己肯定感の低い思考に足を引っ張られることもあります。


そこで、まずやってみる。

身体を動かして実際に行動を始めると、いろいろなことが見えてきます。

脳があれこれとネガティブなことを言い出す前に、まずは自分がやりたいことや、正しいと思うことをさっさとやってみる。行動してみる。

それが大事なのだと思います。

最近私は新しい学びを始めたのですが、それを始めたことで、さらにその次にやりたいことが見えてきて、どんどん道が開けていくのを感じています。

自分がやりたいな~と思ったことを実際にやるのとやらないのでは、その先の展開の違いまで考えると本当に大きな差が生じるのではないでしょうか。

2.行動することで得られるもの

「禅即行動」には「頭で考えていては何にも始まらない。行動をすることによって気づきが生まれ、修行となる」という教えがあるのではと思います。

例えば「お掃除」ひとつをとっても、「家の中のホコリを取り除いて、床や窓をキレイに磨くことだな~」と考えるのと、実際に箒で掃いたり、バケツに浸した雑巾を絞って、汚れを拭いていくのと、全然違うものですよね。

バケツの水が冷たくて、小学生の頃のお掃除当番の思い出が頭をよぎるかもしれません。

拭き掃除をすると身体がポカポカしてきて、映画「ベスト・キッド」で空手の修行にお掃除を使っていたな~と思い出し、筋トレを兼ねてもっと素早く拭いてみよう!と遊び心が生まれるかもしれません(笑)

ピカピカになった窓を見て清々しい気分になり、ついでに自分自身もキレイにしようかしらと美容室の予約を入れるかもしれません。

お掃除を実際にするだけで、お部屋が綺麗になる以外でも、色々な気づきが生まれます。

何が言いたいかというと、行動をすると、反応して感覚が生じ、そこに何らかの気づきが生まれる、ということです。

行動をしないで頭の中にある「掃除をしよう」という思いと、実際に掃除をするのでは全然違う別ものです。

行動すると、それによって得られる気づきが増え、より豊かな自分自身の精神性や、豊かな日常生活に繋がっていくように思います。

3.行動によって潜在意識を変容できる

「今日から〇〇することにしよう」と考えて決意するのは顕在意識の領域で、脳を氷山に例えると海面から上にでている1割にも満たない部分だそうです。

海面より下の部分、氷山の9割を占める潜在意識については、自分の思考が命令しても、思うようには動いてくれません。

そこで禅では身体を使って行動する修行を重んじて、心(潜在意識)を変えていくのではないかと思います。

只管打坐(ただひたすら坐る)の修行が気づきをもたらして、仏性に導いていくように、身体の感覚を使うことで、頭の思考では到達できない部分、潜在意識が調っていきます。

身体を使って心(潜在意識)が変わるのは瞑想だけでなく、ポーズのヨガ、笑いヨガも同じです。

ヨガの悟りに至る8段階の1段と2段目は道徳律で、3段目にアーサナ(坐法)があり、身体を使って精神を鍛えます。

「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」という心理学者のジェームズの有名な言葉がありますが、笑いヨガでは笑うことによる身体反応で気分や心(潜在意識)を変えていきます。

私自身の経験で、行動を変えると心が変わるのを強烈に実感したのは十善戒の実践でした。

ヨガの道徳律(ヤマ、ニヤマ)で思い出したのですが、仏教には八正道や十善戒、キリスト教には真善美など、それぞれ形は違えども、「道徳律x行動」が推奨されていますよね。

小学校で「道徳」の時間がありましたが、あの時間に教科書を読んで話しあうのではなくて、行動を実践するようなプログラムにすればよいのにな~、と思います。

なぜなら「道徳律x行動」は最強・最善の心理的な変容をもたらすと感じるからです。

私がやったのはThe Bookというチベット僧の修行法をベースにしたもので、朝起きてから寝るまで小さなメモ帳を持ち歩いて、十善戒を2時間ごとに1つずつ、実践できているかチェックします。

不殺生(命を奪わない)、不偸盗(盗まない)、不妄語(偽りを言わない)、、、などについて、できなかった項目は後でよき行いをして相殺します。

詳しくはまた別の機会にご紹介しようと思いますが、めちゃめちゃパワフルです!

実際にやってみると、心が調っていき、平和で穏やかな気持ちになりました。

小さな習慣を毎日続けてルーティン化していくと、潜在意識が変化していきます。

武道でも正しい形が重要とされて、整った正しい形を行うことで心が調っていきますが、十善戒のよい行いを日々意識して正しい行動を重ねていくわけです。

やっていることはすご~く小さなことなんですけれど、繰り返していくと、自分の心がよい形に整っていく、そんな感じがしました。

20年も前の体験ですが、あの体験のおかげで、善い行動をすると自分の心が平和になれるんだ、という事実が心に刻まれ、忘れていません。

もし行動しないで本で読んだだけの知識ならきっと忘れてしまうでしょうし、その後の行動も変わることはなかっただろうと思います。

行動することのパワー。

体験による気づきがもたらす意識の変容。

小さな行動の積み重ねはホントにすごいですね~♪

長文になってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

新年の目標で何か心に決めたことがあれば、ぜひ、小さな行動をはじめてみてください♡

毎日空の写真を撮ると、ウェルビーイングが高まる
小さな行動の積み重ねはすごい
#空ウェル

冒頭のAIが解説した「禅即行動」の解説に「日常生活の中での行動にも禅の精神を取り入れることが重要」とありましたが、私が悩みがスッと消える禅の習慣★微笑みヨガを教えているのはまさにこれです。

禅の教えを笑う動作をメタファーとして身体を使って覚える。

短い禅語でラベリングしたその智慧を日常生活のふとした場面で思い出して実践できるといいな~と思っています。

というと小難しく聞こえますが、要は「あーっはっは」と笑いながら「なるほどね~」と覚えたほうが、楽しいですし、笑っちゃう日常のエピソードとセットで覚えることで記憶に残るのではないかと思うんですよね~♪

毎月第2火曜朝7:00~、禅語をテーマにした朝活、笑う動作など身体の動きを使って心のクセを変える『悩みがスッと消える禅の習慣★微笑みヨガ』をオンラインで開催中。

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悩みがスッと消える禅の習慣★微笑みヨガ



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