【身体で覚える般若心経】苦しみを滅する方法は?(前編・第4回)

前回は五蘊、「色受想行識」に実体はないというお話しでした。

前半はその続きのお話しから始まります。

今回も不動寺住職の西田氏に教えていただきました。

たくさん見慣れない言葉が出てきますね~。

まあ、そんなものもあるんだな~、ぐらいで流していただいて、日常に活かせる部分の智恵について、しっかりと身体で覚えちゃいましょう!

この動画の内容を前編と後編に分けて、今回は動画の前半部分、十二因縁と四諦までお伝えしていきます。

心経では五蘊に関わる下記の18、つまり、

器官の六根(眼根・耳根・鼻根・舌根・身根・意根)

対象となる六境(色境・声境・香境・味境・触境・法境)

認識となる六識(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識)

いわゆる十八界をすべて否定します。

今までの流れでなんとなくイメージできますね。

本当は実体はないんだよ~、ってやつです。

苦しみが発生するメカニズムとは

「みなさん、死ぬこと、老いることは怖くはないですか?

生きることは苦しくはないですか?」

西田氏

お釈迦様は人の人生は一切皆苦、苦しみに満ちているといいました。

そして、その苦しみが生まれるメカニズムを十二支縁起(十二因縁)として、無明(智恵のない状態)から老死(老いて死ぬ)状態まで論理的に説明しています。

煩悩から苦悩にいたる道筋は下記の図のようになります。

https://buddha.pink/buddhism/24/ttps://buddha.pink/buddhism/24/より引用

ピンク色の右側の「無明」から始まりますが、私たちが日常生活で意識できるのは、青色の「六処」からですね。

マインドフルネスで鍛えることができるのは、この「六処」の感じるところから、「触」が生まれて、「受」とすすんでいくプロセスです。心の反応に気づく練習は自分でもすることができます。

では、具体例でイメージしてみましょう!

笑うエクササイズにしてやっちゃいます♪
寸劇のように、なりきって演じてみてください!


【エクササイズ】ーーー

事例)自分の大好きな食べ物の最高級クラスのもの(A5ランクの和牛肉、最高級フルーツやスイーツなど)が贈り物で届いた!

1、ドキドキしながらパッケージを開けます。

まずはイメージして、食べるところを想像してみましょう♪

口の中にいれます。

今まで体験したことがないほど、想像を絶する美味しさ!

最高の舌触り、味、香り!

今まで好きで食べていた普通のランクのものと比べて、断然、美味しい!
また食べたいな~と思います。

2、2週間後、デパートの食品売り場を通りかかると、たまたま、あの美味しかったやつを見つけます。

価格はめっちゃ高いのですが、ちょうど予期せぬ収入が入ったところで、頑張っている自分へのご褒美もかねて、購入しました。

お家に帰って食べます。また、めちゃめちゃ美味しい!すご~く幸せな気分です♪

3、その翌月、そろそろあれが食べたいな~と思い始めます。

ちょっとお財布事情は厳しいのですが、あの味を思い出すと、もう、よだれがでてきます(笑)食べたくてしょうがない~♪

あの味と比べると、前に食べていたものはなんだか味気なくて、、、美味しいと思えなくなってしまったんですよね~。

家計に負担がかかっちゃうな~、まずいかな~と思いながら、あのデパートへ買いに行きます。

お家に帰って、美味しさに舌鼓を打ちながら食べて、ご満悦!幸せに浸ります♪

4、さらに翌月、あの味を思い出して、食べたいな~と思います。

さすがに今月は他の出費がかさんでいるので、無理だよね~、買えないな~と、仕方なく諦めます。

すると、あれを食べられない自分が惨めに思えて、なんだか悲しくなってきました。トホホ。

ちゃんとお仕事をして働いているのに、食べたいものを食べられない自分なんて、、、何のために生きているんだろう。

なんだかすべてにやる気がなくなってきてしまいました。

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あはは はは~(笑)

笑い話ですけど、ちょっと怖いですよね~!

愛着が過ぎると、執着になります。

好きすぎる、求めすぎる気持ちは、最初は満たされて嬉しい、幸福なのですが、行き過ぎると苦しみに変わります。

何だか苦しいな~、心が窮屈だな~と思ったら、「取」、つまり、はまり込みの状態になっていないかをチェックしてみるとよいですね!

人生を楽しむこと、何かを愛することはとても素敵なことです!

でも、はまり込むと苦しみの原因にもなってしまう、ということは覚えておきたいですね~♪

苦しみを滅する方法がある

ブッダが伝えたかったのは「苦しみは滅することができる」という真理と、その方法です。

また見慣れない言葉がでてきますが、あともう少しです(笑)!

先ほどの苦しみが発生するメカニズムへの対処方針として四諦(したい)、つまり苦・集・滅・道の4つを説きました。

苦諦:私たちの人生は苦であるという真理

集諦:その原因は自分の中の欲望であるという真理

滅諦:その原因がなくなれば苦が無くなるという真理

道諦:原因である欲望をコントロールする真理

これらは論理的に繋がっていますね~。

読みやすい文章にしてみました。括弧の中だけ続けて読んでみてください。

苦諦(人生は苦しみばかりだけれど、)

集諦(その原因は自分の中にある欲望なので、)

滅諦(原因を取り除ければ苦しみは無くすことができ、)

道諦(その原因である欲望をコントロールする方法がある)

【生の苦しみ】

人生は苦しみばかり、とありますが、生きていると、思わぬ時に障壁にぶち当たって痛かったり、急な上り坂を登って脚がパンパン、疲労困憊したり、崖を登らないといけなくてドキドキ死にそうな思いをしたり、、、苦しみがたくさんありますよね~。

笑うエクササイズをしながら、パントマイムみたいにやってみましょう!

本当に辛いとき、崖が目の前に現れて、登るしかないときに、笑いながら登ったことをイメージできるかもしれません。

苦しい時も笑うことができれば、苦しみが少し和らぐはずです。

【老・病・死】

これらは明らかに苦しみを伴いますね~。

誰にでもいつかはやってくるこれらの苦しみも、笑うエクササイズでコミカルにやってみると、いずれはやってくるんだよ~ということを頭のどこかにインプットできるのではないかと思います。

欲望がなければ、これらの苦しみも減らすことができる。

イメージしにくいですけれど、その状態を受け容れる。

受け容れると苦しみが減って楽になる、ということですね~。

ところで、、、

今朝のクラスの実践の際にお伝えしたのですが、「欲望」は取り除いたほうがよいけれど、「意欲」は持っていてOKとブッダはいいました。

私の師匠はプラユキ・ナラテボーさんでテーラワーダ仏教なので、日本の宗派の仏教と少し違うかもしれませんが、私はそう信じています。

若くして死に繋がる病気を患ったら生きる意欲を持つことが大事ですし、自分が向上したい、社会に貢献したいという意欲も素晴らしい人生に繋がります。

では、ブッダの発明した苦しみの原因である欲望をコントロールする方法、八つある八正道については、次回の後編で八正道について学んでいきます。

西田住職、今回もありがとうございました!

みなさま、また次回をお楽しみに~♪


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